ポンペイの遺跡

さて、この日はソレントから電車で30分のところにあるポンペイへ。

ポンペイはローマ帝国時代に栄えた古代都市でしたが、西暦79年の
ヴェスヴィオ火山噴火による火砕流と噴火による有毒ガスのために
町全体が僅か19時間で滅亡し地中に埋もれたことで知られ
その遺跡はユネスコの世界遺産に登録されています。

そのため謎に包まれたままのポンペイだったのですが、1594年からの
偶然の発掘作業によりポンペイ遺跡が発見され、その後長い年月をかけて
現在の姿になったとか。

神殿や円形闘技場や劇場、居酒屋や娼婦の館、浴場など
あらゆる娯楽施設を備えた商業都市だったそうです。

けっこう広大な遺跡で、一通り見て回るのに3時間はかかります。
修復が追いつかないのか、立ち入り禁止になってるところも
けっこうありました。
暑い日は日陰がないので、かなりハードかも。
遺跡の中にカフェテリアはあるけど、飲み物は持参した方がいいと
思います。
石畳で歩きにくいので、歩きやすい靴で。　けっこう足にきますよー。

この時代にも車道と歩道が区別されていて、こんな飛び石状の
歩道も。

劇場跡

神殿跡

粉を挽く石臼

浴場跡

出土品と逃げ遅れ灰に埋もれた人の石膏型

遺跡からヴェスヴィオ火山が良く見えます。

鬼のパンツはいいパンツ～♪、強いぞー、強いぞー・・・・・♪
という歌はたいていの人が知ってると思うけど
この歌の原題はフニクリ・フニクラというナポリ民謡であることは
あまり知られていないんじゃないかな？

あのイタリアの有名なテノール歌手、故パバロッティさんも
お歌いになった曲です。
1880年にヴェスヴィオ火山山頂まで観光客を運ぶ登山列車
フニコラーレが開通するも、オープン当初はほとんど利用客が
いなかった為、登山列車集客のために作られた曲なんだそう。

が、このフニコラーレは1944年の火山大噴火が原因で崩壊。
現在はヴェスヴィオ火山行きのバスがポンペイ駅前から
出てるので興味のある方はどうぞ。

ちなみに、このフニクリ・フニクラのオリジナル歌詞は
以下のとおり。
試しに歌ってみた自分がコワイ。(笑)

赤い火をふくあの山へ
登ろう　登ろう
そこは地獄（じごく）の釜（かま）の中
のぞこう　のぞこう
登山電車ができたので
誰でも登れる
流れる煙は招くよ
みんなを　みんなを
いこう　いこう　火の山へ
いこう　いこう　火の山へ
フニクリ　フニクラ
フニクリ　フニクラ
誰も乗る　フニクリ　フニクラ
いこう　いこう　火の山へ
いこう　いこう　山の上
フニクリ　フニクラ
フニクリ　フニクラ
誰も乗る　フニクリ　フニクラ

暗い夜空に　あかあかと
見えるよ　見えるよ
あれは火の山　ベスビアス
火の山　火の山
登山電車が降りてくる
ふもとへ　ふもとへ
燃える焔（ほのお）は　空に映（は）え
輝く　輝く
いこう　いこう　火の山へ
いこう　いこう　火の山へ
フニクリ　フニクラ
フニクリ　フニクラ
誰も乗る　フニクリ　フニクラ
いこう　いこう　火の山へ
いこう　いこう　山の上
フニクリ　フニクラ
フニクリ　フニクラ
誰も乗る　フニクリ　フニクラ

日本語の鬼のパンツは作詞者不明らしいけど
何がどうなったら鬼のパンツになったんやろうね？

遺跡内に放し飼いの犬がいっぱいいました。
誰か世話してるんかな？
犬に触らないように！　という注意書きがあったけど、危険な感じでは
なく、どの子も大人しい。

中にはこんな無防備なお方も・・・・。
お腹なでても見動き一つせんのよ。